経験学習のススメ

経験学習デザイナー 阿部久美子のブログです

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今を生きる

この言葉を見るたびに、かっこいいな、素敵だな、とは思うものの、今ひとつ
それがどんなことなのか、実感できないでいました。

過去の出来事に囚われていて後悔したり悔んだりしていては、自分の「過去」が、
自分の「今の可能性」の足を引っ張ることになります。
また、先のことを考え心配ばかりをしていれば、それは、まだ何も起きていない
「今の可能性」を踏みにじることにもつながります。
そうは理解できても、私たちの思考は、過去から未来への時間軸を行ったり来たり
しながら生きているわけです。

経験を振り返りそこから学ぶというあり方は、こうした心の時間軸を今に引き戻す
のに一役買っているのだと最近思い始めました。そんなに簡単ではありませんが、
日々の振り返り、ちょっとした行動の積み重ねによって、時間はかかっても、
時間軸を「今」に合わせられるようになりそうです。

私のフランス滞在の最大の収穫は、このことへの気づきかもしれません。2人の子供
たちを、自分の一部ではなく別の自立した人格として観られるようになったみたいです。
とっくに終わっているはずの「親業」から、ようやく卒業し、私の「今を生きる」は、
確実に一歩前進したようです。まあ、長い時間がかかりましたが・・

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アクションと振り返りのバランス

経験学習のサイクルをまわしていく上で、とても大切だと思うことは、アクション
と振り返りのバランスだと思います。
とかく経験を振り返ること、内省することが注目されがちですが、振り返って
ばかりいると、
 ・自己納得ばかりが多くなる
 ・自己完結してしまう
というような傾向になりがちです。これでは学びが降り立ちません。
またそんな時には、感情的な残留物が残っていることも多いように思います。
もちろん、振り返ることで、気づきが起きる、認識力が発達する、内省により
自己理解が進む、というような素晴らしい点もあるのですが・・・

ともあれ、まだ世の中はアクション重視ですから、振り返りの大切さは声を大に
して伝えていきたいと思いますが、なにしろバランスが大切です。
経験を学びに転化し、学びを行動に転化する、この二つの車輪を回してこそ、経験
学習が積み重なっていくのですから。

      
昨年から続く体調の異変も、ようやく収束方向に向かってきました。
先週から社会への復帰(?)、合気道への復帰も果たし、急速に人間らしい生活に
戻りつつあります。心配してくださっている皆さんには、完全復活宣言をしたい
気分です。

この2カ月余りの経験から私は何を学ぶのか?
何を振り返り、何を学び、それがどんなアクションにつながったのか?
人生の中でそう多い経験ではないと思うので、徐々に整理してみたいと思います。

素材の味わい

この2週間、徹底的な食養生をしています。
カフェイン、甘いもの、脂分、肉類、アルコールなどを全て断っているのです。
ついでに、化学調味料も断っています。

こんな食生活は生まれて初めてですが、最近気づいたことがあります。
素材の味って、なんて美味しいのだろう。
野菜の甘み、白身魚の旨味、塩の味などなど、今まで気づかなかった味に毎日
出会っています。
化学調味料を使わない世界が素材の味を教えてくれたのです。

余計なものを取り除くと、人生ってもしかしたら豊かになるのかもしれません

人間関係もしかり。
様々な葛藤やしがらみ、違和感、怒り、不満、ねたみなどのネガテイブな要素を
取り除いて、その人の素材だけを味わってみたら、人間関係はどんなに素敵な
ものになるだろう。

素材の味わい。

素敵な言葉に出会いました。

二か月ぶりの畳

昨日、2カ月ぶりに合気道の稽古に行ってきました。
思えば、昨年の12月15日の稽古中に気分が悪くなったのが、私の悪夢の始ま
りです。
胃のトラブルとフランス滞在ですっかり体力を落としてしまい、私の身体は別人の
ようです。短期間で、なんで人間の身体はこうも弱ってしまうのか・・・
もとのような稽古が出来るはずがありません。
だいたい、合気道を続けられるのかどうかもわかりません。

それでも、私は畳が恋しかった。
どんなにみっともなくても、やはり道場の畳に触りたかった。

事情を察して下さった先生が、身体の負担にならないような稽古メニューを組ん
でくれました。

  道場はいいな。
  畳はいいな。
  どんな私でも受け入れてくれる。
  やはり私は合気道を続けよう。
  自分の持てる力に見合った続け方があるはずだ。

帰り道、なんだか身体中に力が戻ってくるのを感じながら、道場や先生や合気道
そして稽古できた自分に対して、深い感謝の気持ちが湧いてきました。
なんだか復活できそうな気がしてきました。

日記の効用

フランスから戻ってから、4日目を迎えました。すっかり時差ぼけも解消し、よう
やくエンジンがかかってきたところです。

今回は滞在期間が長いこともあり、私は一つの実験的試みをしていました。
それは毎日の日記をつけるということです。帰国した今、この試みが大成功だった
ことに気づきます。
まず毎日の出来事を毎晩振り返ることで、自分への気づきが促進されたこと。
次に、感情的な揺らぎを次の日に持ち越さないで「平常心」で過ごせたこと。

‘Take it easy!’という言葉を心に刻んで日本を出発した私ですが、この言葉
は途中から「平常心」という言葉に変わりました。何があっても平常心でいることの
大切さを、日記をつけながら何度も自分に言い聞かせていたような気がします。

心の揺らぎは自分自身が作りだすもの。
自分自身が作りだした心に、自分の思考が操られてしまうことの未熟さに、毎日
向き合っていたような気がします。

文化や考え方の違いに戸惑い心が揺らいでいると、その後ろ側にある本当の幸せ
や人々の誠実さや愛情に気づくことが出来なくなってしまいます。この「平常心」と
いうおまじないのお陰で、私は沢山の宝物を発見できたような気がしています。

それもこれも日記のおかげです。
こうありたいという姿を描き、日記を通して毎日振り返ることの素晴らしさに乾杯!
あとは、まだ回復途中の「胃」をケアし、ボコボコになった腰と背筋をケアし、
早く元気な私を取り戻そうと思います。

時を刻む

1月5日に始まったフランスでの生活も、いよいよ明日で終わりです。
明後日は、もうジュネーブの空港に向かいます。

この一カ月、一日、一日、確かに時を刻んだのだという気がしています。
生活習慣や考え方の違いに戸惑い、言葉の壁に戸惑い、いつの間にか
すっかり大人になった娘に戸惑い、育児の考え方の違いに戸惑いながらも、よう
やくこの旅の終わりが見えてきました。

この旅の終わり、それはもしかしたら、母と娘との長い長い旅の終わりかもしれ
ません。フランスで家庭を築いた娘に心からのエールを送りたい気持ちです。

日本に戻れば、またいつもの生活が始まります。
しかし、それはちょっぴり今までとは違うはず。今は何がどう変わっていくのかわか
りませんが、この一カ月間の経験で、私の中で何かが変わっているはずです。

それらを見つけるのも楽しみの一つです。

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